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2025.11.3

Z世代・α世代のストレス対策について調査!

私達は、日々、たくさんの情報とストレスに晒されています。このような状況下で、皆さんは心身をリフレッシュしたいときには何をしますか?

今回は、ウェルネスとセルフケアに関するアンケートの結果をもとに、Z世代・α世代のストレス対策についてを皆さんにご紹介します。

調査期間:2025年9月16日~9月22日

スマホを使わない状態で自然の中で過ごす「デジタルデトックス」について、どう思うか

両世代ともに、「とてもリフレッシュできそうだと思う」または「気になるけど、少し不安に思う」のいずれかの回答が多く、デジタルデトックスへの関心は高いことが分かる。

α世代では、スマホが生活の一部として完全に定着しているため、そこから離れることへの「不安」が最も大きな感情として現れている。これは、友人関係や情報へのアクセスが途絶えることへの懸念などが背景にあると考えられる。

Z世代では、デジタルデトックスによる「リフレッシュ効果」への期待が非常に高い。これは、デジタル機器による情報過多や目の疲れ、依存性といったデメリットを自覚し、能動的に心身のリセットを求める傾向が強いことを示唆している。社会生活におけるストレス解消の手段としても注目している可能性がある。

おしゃれなサウナ施設があったら行ってみたいか

両世代ともに過半数が「誘われれば行く」と回答しており、サウナ施設への訪問には友人・知人からの誘いや口コミが重要なトリガーとなる可能性が高いと言える。

Z世代では、「おしゃれなサウナ」に対して全く無関心な層が皆無であり、約4割が積極的に「行ってみたい」と考えている。サウナブームや健康・美容への意識の高まりが影響していると考えられ、プロモーション次第で顧客層になりうる可能性を秘めている。

α世代でも「絶対行きたい」という層はいますが、「興味ない」層も一定数存在する。この年代には、サウナの楽しさや魅力を伝えるためのより具体的な情報提供や、若者向けのイベント企画が有効かもしれない。

ストレスを減らす・元気になる方法で一番大事だと思うのは何か

両世代ともに、「趣味や好きなことに没頭すること」や「自分を大切にする時間(リラックス)」といった、自己の内面に焦点を当てた回答が高い割合を占めている。一方で、「友だちや人と話すこと」や「普通の毎日を送ること」も一定数見られ、ストレス対処法は多様であることが分かる。

Z世代は、社会的な責任が増す年代であり、「自分を大切にする時間(リラックス)」を意識的に確保することで、日々の疲労やストレスを乗り越えようとする傾向が強まる。また、安定した「普通の毎日」にも価値を見出し始める点が特徴的である。

α世代では、多感な時期であり、自己形成の過程にあるため、「趣味や好きなことへの没頭」を通じて自己表現や充実感を求める傾向が最も強い。友人とのコミュニケーションも重要である。

まとめ

今回のアンケートから、

・Z世代やα世代は、デジタルツールを生活に不可欠なものとして最大限に活用しつつも、その負の側面(デジタル疲れ、情報過多など)を自覚し、意識的に心身のバランスを取ろうとする「デジタル・ウェルネス」志向が強いと言える。日々の生活で感じるストレスに対し、「自己ケア」と「趣味・没頭」を軸に、友人との「共感・共有体験」を求める傾向が顕著である。

・特にZ世代は、社会生活におけるストレスへの対処として、質の高いリフレッシュ体験や安定した日常を通じた心身の健康管理を積極的に行おうとする、より成熟した価値観が見て取れた。

ということが分かりました!