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Z世代・α世代の「母の日」「父の日」の贈り物に関する調査!
皆さんは、「母の日」や「父の日」に贈り物をしますか?
今回は、Z世代・α世代の「母の日」「父の日」にどんな贈り物をしたのかを皆さんにご紹介します。
調査期間:2025年6月17日~6月23日
まずは母の日についてのアンケート結果から。
母の日に贈り物をしたか

α世代の75%が「毎年する」「することがある」と回答しており、贈り物をする傾向が見られ、比較的積極的に関わっており、特に頻繁に行う傾向が強いことがわかる。
Z世代では50%が「毎年する」「することがある」と回答しており、この行動に消極的な傾向(しないことが多い)が見られる一方で、積極的に関わる(毎年する、することが多い)人も分散して存在している。「しない」と回答している人もいる。
母の日にどんな贈り物をしているか

α世代はまだ経済的な制約があることが多く、比較的手軽に準備できる「花」や、家族で体験を共有する「食事」が選ばれやすい傾向にあると考えられる。
Z世代は「スイーツ・お菓子」が最も高い割合(26.1%)を占めており、この年齢層の贈り物として非常に人気があることがわかる。次いで「ファッション類」(17.4%)も高い割合を占めており、経済的に自立し始めるこの年代が、より個人的なアイテムや実用的なプレゼントを選ぶ傾向にあることが伺える。
母の日の贈り物に用いる費用

α世代は「1,000円以上3,000円未満」が圧倒的に多数(62.5%)を占めている。これは、お小遣いやアルバイトで得られる収入の範囲内で、無理なく贈れる金額帯として認識されていることが考えられる。また1/4が「1,000円未満」と回答しており、この世代の約87.5%が3,000円未満の予算で贈り物をしていることがわかる。
Z世代は「1,000円以上3,000円未満」が最も多い(35.7%)ものの、「5,000円以上10,000円未満」が21.4%と、比較的高額なプレゼントを選ぶ層が顕著に現れている。また、14.3%が「3,000円以上5,000円未満」と回答しており、3,000円以上の予算をかける層が合計で35.7%に達している。
次に父の日についてのアンケート結果をご紹介。
父の日に贈り物をしたか

α世代は「することが多い」が圧倒的に多く、 「毎年する」(12.5%)と合わせると87.5%が積極的に贈り物をしていると回答している。
この世代は、親への依存度が高い時期であり、家族行事への参加意識が高いことや、親へのストレートな感謝の気持ちを表現しやすい傾向にあると考えらる。
Z世代は対照的に、この年齢層では「しないことが多い」が最も多く、次いで「しない」が35.7%を占めている。これらを合わせると、92.8%もの人が父の日に贈り物を「しないことが多い」または「しない」と回答しており、非常に消極的な傾向があると言える。
この世代は、経済的・精神的に自立し始める時期であり、親との関係性の変化、あるいは父の日というイベントに対する意識の変化が背景にあると推測される。
父の日にどんな贈り物をしているか

α世代は「ファッション類」が最も高い割合を占めている。この年齢層にとって、父親の身につけるものを贈るのが比較的選びやすい、あるいは身近な選択肢であると考えられる。
Z世代で最も顕著なのは、「贈ったことがない」が圧倒的に高い割合を占めている点。これは、先の「父の日に贈り物をしていますか?」という質問で、この年齢層の「しないことが多い」「しない」の割合が高かったことと一致しており、実際に贈り物をしない人が多いことを裏付けている。
父の日の贈り物に用いる費用

α世代は「1,000円未満」と「1,000円以上3,000円未満」がそれぞれ37.5%と同率で最も多く、この年齢層の回答者の大半(75%)が3,000円未満の予算で贈り物をしていることがわかる。これは、お小遣いやアルバイト収入の範囲内で無理なく贈れる金額帯を反映していると考えられる。
Z世代は先の質問でもあったように「贈ったことがない」が最も高い割合を占めており、この世代では父の日に贈り物をしない(またはごく稀にしかしない)人が非常に多い実態を裏付けています。
実際に贈り物をしている人の中では、「1,000円以上3,000円未満」が42.9%で最も多く、この金額帯が一般的な選択肢となっているようだ。
まとめ
今回のアンケートから、
・母の日は、世代を問わず感謝の気持ちを伝える大切な機会として認識されており、経済的な成長と共に贈り物もより充実したものになる傾向が見られる。
・父の日は、α世代では一定の参加が見られるものの、Z世代に入るとその参加率が劇的に低下し、「贈らない」という選択が多数派を占めることとなった。これは、社会的な認知度やイベントとしての重要性、あるいは父と子の関係性が影響している可能性が高い。
・経済力が上がるにつれて、母の日への支出は増加する一方、父の日への支出は増加するどころか、参加自体が大幅に減少している。これは、個人の経済状況だけでなく、各イベントに対する価値付けや優先順位が異なることを強く示唆している。
ということが分かりました!