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Z世代・α世代が通話を録音することについてどう思うか大調査!
皆さんは、通話を録音したことはありますか?その録音データがAIの発展に活用されるとしたらどう思おいますか?
今回は、通話の録音に関するアンケートの結果をもとに、Z世代・α世代が通話の録音とAI学習への活用についてどのように考えているのかを皆さんにご紹介します。
調査期間:2025年11月11日~11月17日
通話の内容を録音して、AIの学習に使うことを「許可してもいい」と思うか

両世代ともに、「いいえ、許可したくない」という否定的な意見が最も高い割合を占めている。AIによるデータ利用に対する抵抗感やプライバシーへの懸念が、個人特定ができない加工がされるとしても根強く存在していることが伺える。
特にZ世代では、「いいえ、許可したくない」が74.3%と圧倒的な多数を占めており、4人中3人近くがAI学習への利用を許可しないという強い姿勢を示している。これは、デジタルネイティブ世代でありながらも、自身のデータ利用に対する警戒心が非常に高いことを示唆している。
録音を使わせてもらう代わりに「プレゼント」や「ポイント」などの特典がもらえる場合には、録音を許可してもいいと思うか

特典の提示は、両世代において通話データのAI学習への利用に対する抵抗感を緩和し、許容度を高める効果があることが明らかになった。特にα世代は、特典によってデータ提供に前向きになる層が大幅に増加し、多くの人々が経済的インセンティブに反応する傾向が見られる。
一方で、Z世代は特典があってもなお、約半数がデータ提供を拒否するという強いプライバシー意識を維持している。特典によって許容派は増えたものの、α世代と比較するとその変化は緩やかであり、金銭的または物質的な報酬だけでは超えられないデジタルプライバシーへの根強い懸念があることが示唆される。
録音データ提供のインセンティブとしてどんな特典があったら嬉しいか

両世代ともに「ギフトカード」が圧倒的な支持を得ており、α世代で52.6%、Z世代で71.7%と、最も高い割合を占めている。特にZ世代では7割以上がギフトカードを希望しており、汎用性が高く、現金に近い価値を持つ特典が強く求められていることが分かる。
Z世代ではギフトカードへの集中度が高く、7割以上がこれを希望している一方で、「アプリで使えるコインやポイント」の割合は14.2%と、α世代の24.6%に比べて低い。Z世代はより直接的で汎用性の高い金銭的価値を重視する傾向が強いと言える。
α世代ではギフトカードが最も高いものの、約4分の1が「アプリで使えるコインやポイント」を希望しており、Z世代よりも相対的にこの項目の割合が高い。これは、α世代が幼少期からデジタルコンテンツやアプリ内課金に慣れ親しんでいる世代であることから、アプリ内での特典にも一定の魅力を感じている可能性を示唆している。
通話を録音することについて、不安に思うこと

両世代ともに、主な不安要素(「声で特定されるのが嫌」「データの使われ方がよくわからない」「録音されること自体が嫌」)のいずれも過半数の回答者が上げており、通話録音に対して非常に高い警戒心を抱いていることが伺える。
Z世代はα世代と比較して、通話録音という行為そのものへの根本的な抵抗感が強く、データ利用の有無に関わらずプライバシー侵害と捉える傾向が強いことが示唆される。一方でα世代は、データの具体的な使われ方や個人特定の可能性について、より強く懸念している可能性がある。
まとめ
今回のアンケートから、
・両世代ともに、個人特定できないように加工されるという前提があっても、通話内容のAI学習利用に対して強い抵抗感を持っていることが明らかになった。
・特典を付与することで、データ提供に対する態度が変化することが明らかになった。
AI学習目的で音声データ録音について
「個人が特定できない」という説明だけでは不十分であり、データの利用目的、具体的な加工方法、保管期間、セキュリティ対策などを、より詳細かつ分かりやすく提示し、ユーザーとの信頼関係を丁寧に構築することが不可欠である。
特典の提供はデータ提供を促す上で有効ですが、その内容は慎重に選ぶ必要がある。ユーザーが「対価」として納得できる、汎用性の高い金銭的価値を持つ特典(例:ギフトカード)が最も効果的と言える。非金銭的・デジタルな報酬では、プライバシーに関わるデータ提供のインセンティブとしては機能しにくいと予想される。
Z世代は特典だけでは動かない根強い拒否層が多く、金銭的価値以上の、倫理的、社会的価値の訴求や、より深い安心感を提供するための努力が求められる。単なる報酬では動かせない、彼らのデジタルプライバシーに対する信念を理解し、尊重する姿勢が重要となる。
ということが分かりました!