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Z世代・α世代がお金についてどのように考えているのか大調査!
皆さんは、どんなことにお金を使っていますか?貯金しますか?それとも”今”を楽しむことに使いますか?
今回は、お金に関するアンケートの結果をもとに、Z世代・α世代がお金についてどのように考えているのかについて皆さんにご紹介します。
調査期間:2025年7月29日~8月4日
「お金を貯めること」と「今を楽しむこと」のどちらを優先するか

Z世代では、「貯金が大切だと思う」と回答した人が全体の約52.6%と過半数を占めており、最も高い割合となった。これに対し、「今を楽しむことが大切だと思う」はわずか約26.3%に留まり、貯金優先派の約半分の割合である。このことから、Z世代は将来への備えや安定性を重視し、お金を貯めることを優先する傾向が強いことが伺える。
一方、α世代では「今を楽しむことが大切だと思う」と回答した人が52.0%と過半数を占めており、最も高い割合となった。これに対し、「貯金が大切だと思う」と回答した人は28.0%に留まっています。この結果から、α世代は現在の充実や体験を重視し、今を楽しむことにお金を使うことを優先する傾向が強いことがわかる。
Z世代とα世代では、「貯金」と「今を楽しむこと」に対する優先順位が逆転しており、非常に対照的な価値観を持っていることが明らかになった。
今後、一番価値が上がりそうだと思うもの

Z世代では、「スキル(プログラミング、デザイン、動画編集など)」が圧倒的に高く、約42.1%と回答者の半数近くを占めている。これは、自己の能力開発や市場価値向上への意識が非常に強いことを示唆している。次いで「株式投資」が約21.1%、「暗号資産」が約15.8%と続き、資産形成への関心も一定数見られる。一方で、「不動産」や「コレクタブルアイテム」といった物理的・伝統的な資産については、価値が上がると考える人は少数派(それぞれ約5.3%)である。
α世代では、「スキル」と「暗号資産」がともに28.0%と同率でトップに立っています。Z世代と同様にスキルへの期待は高いものの、暗号資産への関心がZ世代(約15.8%)よりも顕著に高い点が特徴的である。これは、α世代がデジタルネイティブであり、新しいテクノロジーや投機的な金融商品への抵抗が少ないことを示唆している可能性がある。次に「株式投資」が20.0%で続き、こちらも資産形成への意識がうかがえる。「不動産」(12.0%)や「コレクタブルアイテム」(8.0%)はZ世代よりは割合が高いものの、依然として少数派である。
毎月自由に使えるお金を何に使いたいか
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Z世代において最も割合が高かったのは「ファッション・美容」で約31.6%でした。次いで「趣味・エンタメ」が約26.3%、「貯金・投資」が約21.1%と続く。このことから、Z世代は自由な使えるお金を自己の外見や表現に費やすことを重視しつつ、娯楽と将来のための貯蓄・投資にも一定の割合を割いていることがわかる。特筆すべきは、「スキルアップ・自己投資」に充てると回答した人が0%であった点である。これは、Z世代がスキルアップを自由なお金で賄う対象とは考えていない、または他の資金源がある可能性を示唆している。
α世代では「趣味・エンタメ」が40.0%と圧倒的トップである。次いで「ファッション・美容」が24.0%、「旅行・体験」が16.0%、「貯金・投資」が12.0%と続きます。α世代は、自由に使えるお金の多くを今を楽しむための娯楽や体験に投じる傾向が非常に強いことが伺える。また、Z世代とは異なり、「スキルアップ・自己投資」にも8.0%を充てており、遊びの中から学びを得る、または新しいスキル習得を遊びの延長と捉える側面があるのかもしれない。
Z世代は自由に使えるお金を自己の外見への投資や、将来を見据えた貯蓄にバランス良く配分する傾向が見られる一方、α世代は「今を楽しむ」ことを最優先し、趣味やエンタメ、体験により多くの資金を投じる傾向が強いことが明らかとなった。特に、Z世代が「スキルアップ・自己投資」に自由なお金を充てないのに対し、α世代が一定の割合を割り当てている点は、両世代の価値観や消費行動における興味深い相違点と言える。
まとめ
今回のアンケートから、
・Z世代は、変化の激しい社会を生き抜くために、堅実に将来に備えつつ、自身の市場価値を高めるための自己投資(スキル)や自己表現(ファッション)に意欲的な世代と言える。短期的な享楽よりも、中長期的な安定と自己成長を重視する傾向が強い。
・α世代は、生まれた時からデジタル環境が当たり前であるため、既存の枠にとらわれず「今」を最大限に楽しむための消費や体験に意欲的である。目に見えないデジタルアセットにも価値を見出し、リアルとデジタルの双方で現在の充足を追求する傾向が強い。
ということが分かりました!