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Z世代・α世代がSDGsや環境問題についてどのくらい関心があるかを大調査!
皆さんは、普段から環境に配慮した行動をとっていますか?
今回は、SDGsと環境問題に関するアンケートの結果をもとに、Z世代・α世代のSDGsや環境問題についてどのくらい考えているのかを皆さんにご紹介します。
調査期間:2025年8月29日~9月1日
環境問題やSDGsへの関心があるか

α世代では、「とても関心がある」(19.4%)と「まあまあ関心がある」(54.8%)を合わせると74.2%となり、回答者の大半が環境問題やSDGsに関心を持っていることが分かる。
Z世代でも同様に、両項目を合わせると66.6%となり、こちらも過半数が関心を持っている状況である。ただ「とても関心がある」(22.2%)と「あまり関心がない」(22.2%)が同じ割合となっている。これは、Z世代の中で環境問題やSDGsへの関心が二極化している可能性を示唆している。非常に熱心に情報収集する層がいる一方で、全く関心がないわけではないものの、積極的に情報を追うほどではない層もα世代より多いことが分かる。
普段の生活で、環境に配慮した行動をしているか

α世代は、「積極的にしている」(29.0%)と「たまにしている」(54.8%) を合わせると83.8%となり、8割以上が何らかの形で環境に配慮した行動を実践していることがわかる。
Z世代も「積極的にしている」(33.3%)と「たまにしている」(48.1%) を合わせると81.4%。と8割以上が何らかの形で環境に配慮した行動を実践していることがわかる。
今後「やってみたい」「続けたい」と思う環境を意識した行動はあるか

両世代ともに「食品ロスを減らす(必要な分だけ買う・食べきる)」が最も高い割合を示しており、特にα世代では約7割がこの行動に意欲を持っている。これは、食料問題への関心の高さや、日々の生活に直結しやすく実践しやすいという意識があるためと考えられる。
「ごみの分別・リサイクル」「マイボトルやマイカトラリーの持参」「節電・節水」といった、日々の生活の中で実践しやすい行動への関心も両世代で高い。
気になる点として、「服や雑貨のリユース・フリマアプリ利用」については、Z世代の割合がα世代の半分程度となっている。Z世代は新しいファッションやトレンドへの関心が高く、リユースよりも購入を優先する傾向がある、あるいはSNSなどでの共有を重視するため、個人間の取引よりも新品購入を選ぶ傾向があるのかもしれない。
まとめ
今回のアンケートから、
・どちらの世代も環境問題やSDGsに対する関心は高い。
・α世代は、環境問題やSDGsに対して「広範かつ堅実な関心」を持ち、日常生活に無理なく取り入れる形で「持続可能な行動」を志向していることが伺える。
・Z世代は、環境問題やSDGsへの関心と行動において「二極化」の傾向が強く、特定の行動に対して高い意欲を示す一方で、関心や行動意欲が低い層も一定数存在する。
ということが分かりました!