research
α世代とZ世代の「推し活」実態調査
近年、マーケティングの観点からも注目を集めている「推し活」。今回は、デジタルネイティブであるα世代と、既に消費の主役となっているZ世代を対象に、推し活に充てる予算や情報収集の傾向についてアンケート調査を実施しました。両世代の価値観の違いを明らかにすることを目的としています。
調査期間:2026/3/24~3/30
推し活にかける月間の費用

α世代では「ほとんど使わない(無料コンテンツだけ楽しむ)」という回答が約4割を占めており、限られたお小遣いの中でやりくりしている実態が浮かび上がった。一方で、Z世代では「月10,000円以上」支出する層が最も多く、社会人を含む世代ならではの経済力の差が顕著に表れている。しかし、α世代の中にも「月10,000円以上」使う層は一定数存在しており、若年層における推し活の優先度の高さも伺える。
推し活で最もお金を使いたい対象

両世代ともに「グッズ・コレクションアイテム」がトップとなったが、第2位の「ライブ・イベントのチケット」においては、Z世代の方がより高い意向を示している。物理的なモノを所有したいという欲求は共通しているものの、Z世代は現場での「体験」により価値を見出す傾向が強いと言える。α世代は「課金(ゲーム・動画・音楽など)」への意向も目立ち、オンライン上での活動に抵抗がないことが分かる。
推し活の情報収集源

情報収集のメインは両世代とも「X(旧Twitter)」と「公式サイト・アプリ」である。しかし、SNSの詳細を見ると違いが鮮明になった。α世代は「TikTok」や「YouTube」を活用する割合がZ世代に比べて高く、動画ベースでの情報収集が主流となっている。対してZ世代は「X(旧Twitter)」への依存度が非常に高く、リアルタイム性の高い情報を文字や画像でキャッチアップするスタイルが定着している。
推し活において「これだけは節約したくない」もの
自由回答からは、世代ごとの「こだわり」の違いが見て取れた。α世代は「アクスタ(アクリルスタンド)」や「缶バッジ」といった具体的なグッズ名を挙げる声が多く、身近なアイテムを揃えることに重点を置いている。一方、Z世代は「チケット代」「遠征費」「チェキ代」など、推しに直接会うための費用や、その場の交流を重視する傾向が非常に強い。
主な回答
- 缶バッチ、新ビジュ、アクスタ等のグッズ
- 限定グッズ
- スパチャ!
- 収納するもの
- 自分磨き
- 遠征費
- チェキ代
- 差し入れ
まとめ
今回のアンケートから、
- α世代は、動画SNS(TikTok・YouTube)を駆使して情報を集め、限られた予算の中でアクリルスタンドなどの形に残るグッズ収集を中心に楽しんでいる。
- Z世代は、X(旧Twitter)を主な情報源とし、社会人としての経済力を背景に、ライブ参戦や遠征、チェキ会などの「体験・交流」に惜しみなく投資している。
ということが分かりました!